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記事 | 写真撮って満足してない?「手書きメモ」を使って記憶を最大化する秘訣

公開日 2026年4月2日 最終更新日 2026年4月2日

LIFEHACKER 2026年3月31日配信記事より

会議や授業に出席しても、スライドの写真を撮って終わらせている、あるいは発言をPCでメモを取って満足しているだけ……という人も多いのではないでしょうか?

数年前、アラビアン・ビジネス・アワード(Arabian Business Awards)で登壇した際、私はある研究結果を記したスライドを提示しました。そこには、会議が文字通り「人を愚かにする」という内容が示されていました。

『ロンドン王立協会紀要(Philosophical Transactions of Royal Society of London)』に掲載された研究によると、会議に参加している間、人はIQポイントを失うというのです。なお、客席にいた多くの人々が、そのスライドの写真を撮っていました。

また、『ジャーナル・オブ・ビジネス・リサーチ(Journal of Business Research)』に掲載された別の研究結果を紹介したときも、同様の光景が見られました。その研究では、従業員の90%が「会議は非生産的だ」と感じているだけでなく、会議の数を40%減らすと、従業員の生産性が70%向上することが示されていたのです。

やはり、こちらのスライドも多くの人々が写真に収めていました。

そのスライドの内容、覚えていられる?

この2つの研究結果を聞いて、「やっぱり」と膝を打った方も多いはずです。

「会議が重要だと思っているのは、主催者だけ」。そんな、多くのビジネスパーソンが感じていた実感に合致しているからです。

しかし、その場では「なるほど」と思えても、実際に会議の日程を決めるときまでこのスライドの研究結果を覚えておくことはできるでしょうか。

もしあなたが「会議は参加者を愚かにし、全体の生産性に悪影響を及ぼす傾向がある」という事実を、しっかりと記憶に留めたいならどうすればよいでしょうか。

あるいはもっと広く、「本当に覚えたいことを記憶できる確率を高める」にはどうすればいいのでしょう。

以下ではそんな「記憶を長く保持する」ために有効なメモ術についてご紹介します。
見聞きしたものを覚えておくにはどうするべきか?

記憶を長く保持するために必要なのは、実は「写真を撮らないこと」です。

心理学の専門誌『ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・サイコロジー:アプライド(Journal of Experimental Psychology: Applied)』に掲載された興味深い研究があります。

写真撮影、タイピング(PC)、そして手書きのメモ、どれがもっとも記憶に残るかを比較したのです。

おそらく予想通りかもしれませんが、手書きでメモを取ったグループは、その後の想起テストや理解度テストで最高得点を記録しました。たとえ、写真を撮ったグループや一言一句をタイピングしたグループが、「テスト前にそれらを見直す時間」を与えられた場合でも、手書きグループの優位性は変わりませんでした。

これは予想外の結果だったかもしれません。というのも、研究者たちは「学習者が手書きメモの利点を認識しておらず、3つの手法すべてが同等に効果的であると誤解していた」ことも見出しているからです。

記憶保持率を高める「夜と朝」の1分ルーティン

さらに効果を高めるなら、もう一歩踏み込んでみましょう。学術誌『Psychological Science』によると、「夜の学習+睡眠+翌朝の復習」をセットにするだけで、学習効率が上がるだけでなく、長期的な記憶保持率が50%もアップするといいます。
やり方は簡単です。

1)夜、その日のメモをさっと見返す。このとき単に内容を追うのではなく、「なぜこれを書いたのか」という背景を思い出してみてください。
2)「いつ、どう使うか」「それによって仕事がどう変わるか」を具体的にイメージします。
3)翌朝、もう一度パラパラと眺めます。

よほどの「メモ魔」でもない限り、わずか1~2分で終わる習慣です。


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